冷酷王子は子リス姫を愛でる

【アンドリュー】



間違いなく、俺を好きだと言った。



小さな手が、俺の服を握って。



ソファーに押し倒されるような格好で、目を潤ませて。



なんて可愛い…。



「節度、というものは厄介なものだな…」

「節度…ですか?」

「嬉しすぎて、今すぐお前をどうにかしてしまいそうだ」

「節度っ‼︎守ってください…」

「これくらいなら、許されるはずだ…」



初めて触れた唇は、柔らかくて俺を虜にする。



いつまでも味わっていたくなる。



どんな料理より、最高にうまい。



「んっ…」



その声も、味わい尽くしたくなる。



いつまで生きられるかわからない。



それは誰しもが同じこと。



ならば、今を逃しては後悔しか残らないのではないか?



「口紅の味がする…」

「ごめん、なさい…」

「ワインの味もする…」

「はい…」

「やめ時がわからないのだが、どうしたらいいだろうか」

「なら…もっと、して?」



男を煽る天才かと思った。



これは他のヤツに見せられないな。



いつも少し抜けてて、怯えて、喜んで。



こんなに俺の心を乱す。