カッチカチに固まってしまったキャシーをエスコートし、来客用の会場に入った。
南の国の王子は、健康的な茶色い肌と、キラキラしたシルバーの髪。
耳にはピアスがついていて、正装は民族衣装のような鮮やかな色をしていた。
胸元が空いているその服からは、刺青がチラリと顔を出す。
「会えて光栄です、王太子殿下」
「遠いところ、よく来てくれた。こちらの気候は合わないのでは?」
「もう、寒くて寒くて。完全に持ってくる服を見誤りましたよ」
好感の持てる王子だ。
暖かい場所に住む王族は、みんなこうなのか?
「そちらの美しい方は?アンドリュー王子は未婚だと聞きましたけど」
「婚約中の、マリーナル王国の第二王女、キャサリンだ。近々正妃になる予定なので、失礼を承知で同席させてもらったのだ」
「マリーナル…。あぁ、漁が盛んな島国でしたっけ」
サネル王子は、気さくという言葉が似合う王子だった。
俺を恐れず、対等に話ができる。
そんな相手、滅多にいない。
南の国の王子は、健康的な茶色い肌と、キラキラしたシルバーの髪。
耳にはピアスがついていて、正装は民族衣装のような鮮やかな色をしていた。
胸元が空いているその服からは、刺青がチラリと顔を出す。
「会えて光栄です、王太子殿下」
「遠いところ、よく来てくれた。こちらの気候は合わないのでは?」
「もう、寒くて寒くて。完全に持ってくる服を見誤りましたよ」
好感の持てる王子だ。
暖かい場所に住む王族は、みんなこうなのか?
「そちらの美しい方は?アンドリュー王子は未婚だと聞きましたけど」
「婚約中の、マリーナル王国の第二王女、キャサリンだ。近々正妃になる予定なので、失礼を承知で同席させてもらったのだ」
「マリーナル…。あぁ、漁が盛んな島国でしたっけ」
サネル王子は、気さくという言葉が似合う王子だった。
俺を恐れず、対等に話ができる。
そんな相手、滅多にいない。


