冷酷王子は子リス姫を愛でる

そこがまた、他の女と違うところ。



「殿下、そろそろ」

「あぁ、ちょっと着替えてくる」



さすがにキャシーの前で着替えるわけにはいかず、隣の部屋で着替えた。



この体は、できれば見られたくない。



堅苦しい正装に着替え、キャシーの元へ行くと、キョロキョロと部屋を見まわしている。



「なにか面白いものでも見つけたか?」

「いえ、ここが殿下の部屋なのかと…」

「…………アレン、リーナ、少し外してくれ」



まだ時間はある。



ペコリと頭を下げたリーナと、ニヤニヤしているアレンが部屋を出て行って、ふたりきりの空間。



さて、お仕置きが必要ではないか?



「キャサリン、こちらへ」

「えっ?」

「癒してほしいのだ」

「わかりました」



隣に座ったキャシーは、俺の手を握った。



癒してほしい?



それは単なる口実に過ぎない。



舌に開けたピアスのおかげか、最近は体調も良いのだから。