冷酷王子は子リス姫を愛でる

【アンドリュー】



結婚式を早めることを国王に相談したら、今すぐにでもやれと。



どれだけ後継がほしいんだろうか。



「最低でも2ヶ月かかります。まず、正式に結婚相手の発表をしないといけません。正妃狙いのマリアンヌ様が何をしでかすかわかったもんじゃないですが」

「そうだな、アイツをどうにか国に送り返したいんだが…」

「ムリ言わないでください。婚約破棄された姫なんて、世間体が悪すぎて自殺しかねませんよ」



マリアンヌか。



ここは俺の立場を利用するか。



「殿下、お誘いありがとうございます」

「座れ」

「失礼いたします」



気が重い。



コイツを側妃にしたところで、子どもなんて俺たちの間には生まれる気がしないんだが。



「正妃を決めた」

「私でございますか⁉︎」

「いや、正妃はキャサリンだ。異論は認めん」

「どう、して…?」

「その理由がお前に関係あるのか?」

「あんな田舎の姫に負けたなんてっ‼︎」



おいおい、本性丸出しだぞ。