冷酷王子は子リス姫を愛でる

【アンドリュー】



シュナウト王国、王位継承権第一位。



それが俺。



「殿下、兵士の訓練場の件ですが」

「建築家を集めて、団長や隊長達で好きに話し合ってくれ。俺が壊したんだ、要望は全て聞き入れよう」

「では、そのように。それと、ワイルナー侯爵が謁見を求めております」

「あの狸ジジイか。面倒だ、追い返せ」

「かしこまりました」



俺の右腕である、アレンが部屋を出て行った。



『フゥー…』とため息をつき、上着を脱いでソファーに横になる。



頭が痛い…。



先日、見事に大陸を統治した我が国には、山のような仕事が待っていた。



戦争による飢えや、隣国同士の小競り合い。



その被害は、全て国民が負う。



そんな頭の悪い指導者達のくだらないものからの解放で、平民達は喜んでいたようだが。



少し疲れた。



眠ろうと、目を閉じる。



やらねばならないことは、まだまだあるというのに。



俺は体が弱い。