冷酷王子は子リス姫を愛でる

殿下を迎えに、初めて3人で顔を合わせた時。



公爵令嬢のデイジー様は感じのいい方で、少しだけ話をした。



そんな私とデイジー様の間に割り込むように入ってきたのが、マリアンヌ様。



『あら、初めまして。貧乏小国の田舎姫様』



開いた口が塞がらなくて。



何も言い返せなかったのは、マリアンヌ様の言ったことが真実だったから。



小国だから、こんな大国と比べたらそりゃあ貧乏だし。



田舎って、自分でも思っていたし。



『この前、殿下に呼び出されましたの。殿下ったら、私の手を握って愛を囁いてくださいましたわ』って言ってたので。



殿下はマリアンヌ様がお好きなのかと。



私は側妃で構わないと思っているし、この力がほしいだけなら、側妃でも問題ないと思ったから。



「結婚式を早める予定だ」

「どうして私なのですか?正妃でなく、側妃でも…。私はマリアンヌ様のような社交性は持ち合わせておりませんし」

「それは、必死で勉強してもらうことになるな。明日より、花嫁修行に励んでもらおうか」



だから、肝心なことだってば‼︎