冷酷王子は子リス姫を愛でる

普通、1人にひとつ。



それ以上は、精神が保たないらしい。



私は異色なのだ。



たまに現れる2属性保持者なんかは、魔導士という職業につくことが多い。



普通なら、シュナウト王国のような大国で王宮魔導士になるらしいけど、私は一応国王女。



宮仕えはできるわけもない。



それに、よくわからない『光』属性まで持っているときたら、もう隠すしかない。



『脅威』と見られかねないのだ。



殺されるなんてごめんだし、弟の成長を見守りたいし。



それに『光』の使い方がよくわからない。



治癒ができる。



それくらいしか、使い道がない。



これは私とジョアン、父と弟、私に魔法を教えた宰相しか知らない事実。



これからも、私はこの力を隠して生きていくつもり。



だって、死にたくないもの。



「船に乗りたくないなぁ…」

「キャサリン様、絶対に、誰かのお目に止まるのですよ‼︎」



とても、気分が乗りません…。