紗羅ちゃんのそばに居た男は、水瀬さん!と声を出して駆け寄ってくる
その2人をまとめて床に沈める
「くっ…」
「用があるのは、あたしやろ?他の人に手ぇださんといて」
横腹を抑える水瀬は鬼のような顔をしていた
何を迷っていたんやろ。
こいつら全員倒して逃げればいい
泉達のところにいる男も倒せばいい。
サトルに近づくために、みんなのためにと思ってここに残ろうとしたけど…
「やっぱお前ら、ムカつくわ」
黙ってやられるのは、こっちのプライドが許さへん
でも
水瀬は笑った
「あーあ。面白い女。サトルが欲しがるのがわかるかもしれないな」
フラッと立ち上がり一言
『ヤれ』
その言葉とともに部屋に数名なだれ込んできて、紗羅ちゃんを捕らえる
こうなることを、分かっていたかのように…
「今からお前の前で、この女を犯してやるよ。妹の鈴が、お前の前で犯されたようにな」
その言葉は、あたしの理性を飛ばすのに充分だった
腕を振り、水瀬の胸ぐらをつかみ、顎を蹴り上げる
加減なんて、してない
「きゃあ!!」
この声に我に返り振り返ると、男達は紗羅ちゃんの服を破いた
駆け寄ろうとしたが、身体は動かない