幸人くんは左耳のピアスをいじりながら、
「だから、そう言ってるじゃん」
と少し困ったように返事をする。
「ちょ、……え、え?」
幸人くんのお母さんは困惑した声を出したけれど、表情はとても嬉しそうだった。
「葵にはいろいろと届けてもらったり、勉強を教えてもらったり、すっげー感謝してる。あのクラスに戻るのは本当は嫌だけどさ、やっぱり高校には行きたいし」
「うん」
私はうなずく。
「もうちょっとでクラス替えもあるし、3年になってから登校しようって思ったこともあったけど、このままあのクラスに顔を出さなかったら、オレ……」
幸人くんはそこで言葉を切った。
幸人くんのお母さんがうつむいた。
「だから、そう言ってるじゃん」
と少し困ったように返事をする。
「ちょ、……え、え?」
幸人くんのお母さんは困惑した声を出したけれど、表情はとても嬉しそうだった。
「葵にはいろいろと届けてもらったり、勉強を教えてもらったり、すっげー感謝してる。あのクラスに戻るのは本当は嫌だけどさ、やっぱり高校には行きたいし」
「うん」
私はうなずく。
「もうちょっとでクラス替えもあるし、3年になってから登校しようって思ったこともあったけど、このままあのクラスに顔を出さなかったら、オレ……」
幸人くんはそこで言葉を切った。
幸人くんのお母さんがうつむいた。



