通勤中ずっと、ママの言葉が頭から離れなかった。
『少し触っただけ』
記憶がないのに、その言葉だけで私に強烈なダメージを与えた。
覚えていないからこそ、なにをされたのか、どこを触られたのかを想像してしまい、顔から火が出そうになる。
というか、ママもママだと思う。
いくら私が脱ぎ始めたからって、触ることはないと思う。
てか、八つも下の女にそんなことをするほど、飢えてないはずだ。
いや、そもそも女も相手にするのか……は、どうでもいいか。
ママが結婚してたり、恋人がいたりするわけじゃないから、悪いことはしてない。
それなのに、なんとも言えない罪悪感みたいなものがあった。
そんなふうにグダグダ考えているうちに、会社に着いた。
建物内に入る前に一度足を止め、胸に手を当てて深呼吸をする。
これであのことを忘れることが出来たら苦労はしないが、スイッチを切り替えることはできた。
中に入ると、いつも以上に女性陣が活気づいていた。
化粧に気合いが入っていたり、おしゃれな格好をしてこなかったことを後悔していたりと、さまざまだ。
少し耳を傾けると、理由がわかった。
なんでも、新しく来た人が相当かっこいいらしい。
『少し触っただけ』
記憶がないのに、その言葉だけで私に強烈なダメージを与えた。
覚えていないからこそ、なにをされたのか、どこを触られたのかを想像してしまい、顔から火が出そうになる。
というか、ママもママだと思う。
いくら私が脱ぎ始めたからって、触ることはないと思う。
てか、八つも下の女にそんなことをするほど、飢えてないはずだ。
いや、そもそも女も相手にするのか……は、どうでもいいか。
ママが結婚してたり、恋人がいたりするわけじゃないから、悪いことはしてない。
それなのに、なんとも言えない罪悪感みたいなものがあった。
そんなふうにグダグダ考えているうちに、会社に着いた。
建物内に入る前に一度足を止め、胸に手を当てて深呼吸をする。
これであのことを忘れることが出来たら苦労はしないが、スイッチを切り替えることはできた。
中に入ると、いつも以上に女性陣が活気づいていた。
化粧に気合いが入っていたり、おしゃれな格好をしてこなかったことを後悔していたりと、さまざまだ。
少し耳を傾けると、理由がわかった。
なんでも、新しく来た人が相当かっこいいらしい。