「俺見てのとおりいい男だし?
仕事も早いしこの歳で課長だから有能だよ?

性格だっていいと思うし、優しいだろ、俺。

なによりあすかのことすごく好きだし、一生大事にする自信あるし。

こんないい物件手にいれないなんてないよな?」

軽いキスをひとつ落として口角を上げて笑う。

「俺のこともう好きだろ?
それとも俺の全力まだ足りてないか?

そういえば、結婚する前にまだ俺たち肝心なこと忘れてるよな」

「えっ?」

起き上がった慎は、ソファーから私を横抱きに抱えると、寝室のベッドに私をおろした。

「まだ確認してないだろ?
身体の相性」

私にそのまま覆い被さり

「確認していい?」

熱をおびた瞳で見つめられ、身体中が熱をもつ。