【完】今日もキミにドキドキが止まらない





「でも、あの後停電して春川には会えなかったし」



停電くらって無駄にうろうろさせられて疲れたわ、と逢坂くんは話してくれた。


あの暗闇の中にも幽霊が現れたと思ったんだよ……なんて、そんなこと口が裂けても言えない。



「春川、なんか雰囲気変わった?」


「えっ」



自分ではさほど見た目は変わっていないと思った。

体重増加の心配はあるけど。


逢坂くんは背だって伸びているし、髪も少し長くなって、なによりずっと大人っぽくなった。