「ぼーっとしてたら12時まわってて、新から電話が来て…バイク押して帰ってきた」


「ほんまごめん!もう!起こしてよ!全然気づかへんかったし」


大きなバイクに、あたしを乗せて押して帰るとか、絶対しんどいやん!
あたし何してんの…


「別に重くないし大丈夫だ。それより疲れてるだろ?部屋で寝るんだぞ」


身体を起こし伸びをする泉。
あたしは疲れてへん…泉が疲れてるやろうに


「ありがとうな?次から叩き起こしてな?」

「次があるのかよ」

そう泉は笑う。バイクで寝るのは危ないから、次はダメだと言う

そりゃそうや!バイクで寝るとか、危なすぎる


「バイク降りてからは?マンションまであたし抱えて8階まで来たん?」


「じゃなかったら、どうやって部屋まで来たんだよ」

ですよねーーー
夜でよかった。住人にみられてたら、クスクス噂される!!

そのままソファで寝転んでたら泉も寝てしまったらしい


「あれやで!あたしのこと甘やかしてもええことないで!」