一途な執事と甘いティータイム




でも、なんて言っていいかわからない。



だって、幼い私の初恋相手。



ずっとまた会いたいと思っていたお兄ちゃん。



今の私と有嶋との関係は恋愛なんてできるはずがない。



「菓乃の気持ちはどうなの?」



「私の……」



どうなんだろう。



過去の私はお兄ちゃんである有嶋が好きだった。



でも今は?



「いらっしゃいませ、お嬢様。2名様ですか?」



自分の気持ちを考えているうちに順番が来たようで呼ばれてしまった。



「はい、そうです!」



「ではお席へご案内致します」



スーツのような衣装を着て、本当の執事みたい。



呼び方もお嬢様だし……



有嶋に呼ばれているみたいでなんだか複雑な気分。