原因は……
「またアイツか」
それは何故かモテてしまう大河。
後半から大河がシフトに入り、しかもホール担当だというから大河に会いたい、話したいという女の子たちでごった返していた。
「これはちょっと無理そうだね……」
すぐには引かなさそうな人の多さに美菜子も絶句していた。
「うん……残念だけどやめよっか」
せっかくの学校祭なのに待ち時間で潰れてしまうのは勿体ない。
それに、あそこに居たらまた大河にイライラしてしまいそうだし。
「あ、そうだ!私ね、行きたいところあるの」
予め配られていたお店の一覧やタイムスケジュールが書かれているパンフレットを見て美菜子が言う。
「うん、いいよー。そこ行ってみよう?」
美菜子はパラパラっと見て閉じてしまったから、どのお店かはわからなかったけど、とりあえず後をついて行くことにした。



