兎羽は…、まだ俺のことが好き……? じんわりと生まれた、俺の希望的観測。 兎羽の瞳は俺を捉えておらず、自身の混乱の処理でいっぱいいっぱいになっているけれど。 このタイミングで見せる透き通った涙と恋心を含んだ瞳は、俺に向けられているとしか思えなかった。 兎羽は、大好きでたまらない俺だけの兎羽は…、俺のことが…、好き…! 自分の能力に心から感謝した。 普通の"人"なら今の兎羽はただ泣いているだけにしか見えないだろう。