「市場調査ができるファッションプランナーを補佐としてほしいって言ったんだ」
「ファッション……プランナー?」
「そう。俺は麻結の名前を一切出したりなんかしてない。ただ、『前回同様、呼吸が合ってやる気のある人』ってお願いしただけ」
織が嘘を言っているようには思えない。
「なんで私……?」
『ファッションプランナーを』と依頼されたなら、真っ先に候補に挙がるのはうちのオフィスにいるファッションプランナーの人たちだろう。
ぐるぐると考えていると、織がさらりと口にする。
「これは俺の勝手な憶測だけど、佐渡さんあたりが推薦したんじゃないかなって踏んでる。彼女がウエディング部門のリーダーだから」
「え? 佐渡さんがリーダー?」
「うん。それは確定のはず」
そんな話をしている間に、もう織のアパルトマンに到着した。私たちは車を降りて、螺旋階段に向かう。
私はあまりに目立つ装いだから、一刻も早く部屋にたどり着きたかった。
が、急いで階段を上ろうとするも、ウエディングドレス姿だからうまく歩けない。
すると、突然身体がふわっと浮かんだ。
「きゃっ……えっ、し、織! いいよ! 重いから!」
「平気だよ。ジムにも通ってるしね」
「え! そうなの……って、でも!」
「螺旋階段でウエディングドレスで抱っこって、ちょっとした映画みたいじゃない?」
この体勢でそんなこと言われたら、ますます意識しちゃうじゃない!
私は恥ずかしさのあまり、織にしがみついておとなしく部屋まで運ばれた。
織は中に入ってから私をそっと地に降ろし、微笑みかけてくる。
「ファッション……プランナー?」
「そう。俺は麻結の名前を一切出したりなんかしてない。ただ、『前回同様、呼吸が合ってやる気のある人』ってお願いしただけ」
織が嘘を言っているようには思えない。
「なんで私……?」
『ファッションプランナーを』と依頼されたなら、真っ先に候補に挙がるのはうちのオフィスにいるファッションプランナーの人たちだろう。
ぐるぐると考えていると、織がさらりと口にする。
「これは俺の勝手な憶測だけど、佐渡さんあたりが推薦したんじゃないかなって踏んでる。彼女がウエディング部門のリーダーだから」
「え? 佐渡さんがリーダー?」
「うん。それは確定のはず」
そんな話をしている間に、もう織のアパルトマンに到着した。私たちは車を降りて、螺旋階段に向かう。
私はあまりに目立つ装いだから、一刻も早く部屋にたどり着きたかった。
が、急いで階段を上ろうとするも、ウエディングドレス姿だからうまく歩けない。
すると、突然身体がふわっと浮かんだ。
「きゃっ……えっ、し、織! いいよ! 重いから!」
「平気だよ。ジムにも通ってるしね」
「え! そうなの……って、でも!」
「螺旋階段でウエディングドレスで抱っこって、ちょっとした映画みたいじゃない?」
この体勢でそんなこと言われたら、ますます意識しちゃうじゃない!
私は恥ずかしさのあまり、織にしがみついておとなしく部屋まで運ばれた。
織は中に入ってから私をそっと地に降ろし、微笑みかけてくる。



