溺愛婚姻譚〜交際ゼロ日ですが、一途な御曹司と結婚します〜


ふわっとした歯ざわりの後にジュワッと汁が染み出て、椎茸独特の香りが鼻から抜けた。さらりと揚がって口あたりが優しい。


「おいしい!」


ただの野菜だとは思えない。


「だろう?」


まるで自分の手柄のようだ。博人もうれしそうに天ぷらを口に運んだ。