華が目を覚ますとその世界には、華にとって、絶望しか残ってなかった……


間一髪逃れた華と京は集中治療室での治療により生きられたが……春彦は助からなかった…

それからだ、お母さんがおかしくなったのは……

最初はお母さんは自分を責めていた……けど京は次第に華に牙を向けてきた……

「お前のせいだ……あんたがあの日にあんな事を言わなければ!」

私は反論できなかった……だって事実だったから…私があの人『遊園地に行きたい』なんて言ったからあんな事になってしまったんだ…

それでお母さんが私にあたっても、それは仕方のないことだと思っていた、私なりの罪滅ぼしだった……

けど…もう、耐えられなかった、罪滅ぼしと言っていたけど………ただ、私は怖かっただけなんだ……そうで無いと私は……何故こうなってるのかが分からなくなってしまう…

だから私はお父さんへの罪滅ぼしだと思って、今までお母さんからの虐待にも耐えてきた


私はもう死んじゃったけど、私のせいと思ってるのは今でも変わらない……あの時…私があんな事を言わなければ、と思う時がある

けどもう、疲れちゃった…悠真ごめんね…私は今でも悠真のこと好きだよ…一度も言えなかったけど、いつか…来世あたりで言えたらいいな…


悠真……最期まで愛してたよ……幸せになって…