でも時が来たら話してくれと、そう言った


本題に戻していいですか?と新は一枚の写真を見せた。
そうだ…これもどうにかしなきゃいけない


あの女と泉の写真

えらく出回ってるみたいで、バイト先も特定されちゃーマズイ気がする


「今回みたいに、裏でひっそり守る事は難しいです。朔や慧が女性と写真を撮られることとは、訳が違います。泉、あなたはずっと女性の影がなかったわけで…」

「わかってる。重みが違うのも」



俺や慧は女の子とチャラチャラ遊んでるだけだから、相手も遊び相手で俺たちが釣れないことはわかってる。

でも泉は…
俺たちも驚くほどに女に興味がなく…いや、違うな。俺たちのチームのために、女とは関わらないようにしていた


チームより大事なものは無い


そう言って何年も烈火の頭を張っている。


そんな泉が女と写真を撮られたことが問題なんだ。

まぁ…俺らもまさか…救急車や、烈火の誰かに助けを求めることをせずに



自分で抱えて連れて帰るなんて



想像できねーよ