【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


「そこで働いてるのか?」

「バイトやけどな!週4とかで入ってるし、それなりに出勤してるけど」

「……杏?お前何歳?」

「あたし?今年で17やで?」

「……あいつらと同い年か」

「あ、昨日の?同い年くらいやろなと思ったけど…んで泉は?違うの?」


少し間をおいて泉は答えた


「俺は今年19だ」


ま、そーやんな。大人っぽいし。


「ってことは、あの人達が高2で、泉は大学生ってこと??」


なかなか珍しい組み合わせやな。昔から仲ええんやろうけど…

ってか、ん???


「昨日泉、学ラン着てなかった?」


そーそー!血まみれになってたの、制服ちゃうかった?

そしてクスっと泉は笑う
「俺は今年19だけど、あいつらと同じ学年だ」


なんと!!
高校で留年ってあるのか?
まぁ、頭良さそうには見えへんけど、留年するほどアホそうに見えへん


「あいつらの面倒みて卒業しないとな。俺、高校二年生やるの、これで3回目」




そう笑った