【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


何年もこんな事をしてるんだ。
ある程度の覚悟もできてるし、今更ピーピー泣くこともない


ただ嫌なだけ


スカートに手がかかったとき、男の手は何かに払いのけられたかのように、あたしのスカートから離れた


「悠馬さん、痛いっすよ」

「やめろと言ったろ。俺は金城さんに、この女に他のやつを近づけるなと言われている。お前も部屋からそろそろ出ろ」


ちぇ!そんな雰囲気を出して男は部屋から出て行った

よかった

ほっと一息

悠馬さんと呼ばれた男以外の気配はない

1人になら勝てそうやけど、この部屋を出てからの事も考えると迂闊に動けへん


どーしようかな


そう考えてたとき声がした




「目覚めてるだろ?」


!?!?
耳元で声がして少しビクっとしてしまった

こいつ、わかってたん?!

目を開けると、悠馬と呼ばれた男と目が合う


「早すぎないか?あと1日は気絶してるって聞いたけど」


「そんなんどうでもいいから、はよ帰らせて!こんなん犯罪やで」


腕は幸い前で縛られている。足は動かないけど…