でも慧は言った
杏ちゃんは眩しすぎると
何事も全力で、皆んなに優しくて、明るくて…きっと助けを求められると誰にでも手を伸ばしてしまう
そんな杏は眩しすぎると
「泉を通してみた杏ちゃんじゃなきゃ、俺は眩しすぎて無理なんだよ…俺心広くないし…泉みたいに、待ってあげることができない」
…?
「杏ちゃんが隠してること。誰にも言いたくないこと。俺は無理矢理にでもそれを言わせたくなる」
俺は泉みたいに、杏ちゃんに優しくできない
だから俺を通して杏を見ている…らしい
たしかに杏は隠してることがある
東堂財閥のことだけじゃない。教えてくれた、スコーピオンと妹の話…
でもあれが全てではない
もっと深い何かを隠している
俺も知りたいけど…
でもそれは、杏から話さなきゃ意味ないんだ
「言っとくけど、朔も響も杏ちゃんのことが好きだと思う」
「え???」
それは唐突に告げられた
朔も?響も?
「泉は恋愛には鈍いからね」
さっきまでとは違い、クスクス笑っている慧



