新にも後で伝えると、いいんじゃないですか?と言いすぐに烈火のメンバーに伝わるようにしてくれた
「なぁ泉?」
みんなが寝静まったときに、慧の声がした
起きてたのか
少し考え事をしてなかなか寝付けなかったが、慧も起きてるようだった
「どうした?」
「聞きたいことあってさ」
余ってる部屋で俺と新と慧、もう一部屋で、朔と響が寝ている
新は今日は、父親が夜勤らしく、弟のために家に帰った
だから今は俺と慧だけ
「聞きたいことって?」
なんだか…少しわかるような気がする。勘だけど…な
「泉は、杏ちゃんの事好き?」
…やっぱりな
「あぁ好きだよ。みんな杏の事好きだろ?」
「違うよ…そういう意味の好きじゃなくて、恋愛として、好きかってこと」
いつになく真剣な顔の慧。慧は杏のことが好きなんだと思う。もちろん一人の女の子として
俺は?
俺は…
杏を東堂財閥から救えたら…好きだと言いたい。けどそれまでは…
伝えることが杏への重みになる
だから今は気持ちに蓋をする



