【全巻完結】愛は惜しみなく与う①



「こうやって杏ちゃんの家に転がり込んでるけど、いつか杏ちゃんに彼氏ができたら、俺たちはここにいれないし、烈火にも顔出さなくなるよ」


……


それは許せねぇな

彼氏…


「あからさまに落ち込まないでよ!可能性の話だよ?そんなに落ち込むくらいなら、泉が杏ちゃんと付き合えばいいだろ?」


ちょっと怒ったような声を出す慧

いやいや、俺は…


「俺は彼氏とか…そういうのじゃなくても、側で守ってやれたらいいなと思ってるだけだ」


杏は…俺のことを信用してくれてる。
それはきっと、なんて言うんだろ…恋愛とかそんな感じではなく…


「とーにーかーく!」


パンと手を叩き慧は言った



「杏ちゃんの歓迎会してあげようよ!」



もっと杏ちゃんが、みんなに甘えれるように


そう付け足した

そうと決まれば、行動は早い


「準備もいるから、学園祭の後でいいんじゃね?最後の喧嘩しない奴は先に帰って準備」


どうだ?と朔はノリノリ

そしてちょうど杏と新が帰ってきたのでひとまずこの話は終わり…