【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


そして何故か全員、彼女の家でカレーをご馳走になりました。


その前に、元気そうなやつらは手伝えと
私たち4人を指差してキッチンへ…


彼女は怖くないのだろうか。
知らない男たち5人に…ましてや、誰が見ても私たちは不良と呼ばれる部類です。

それなのに、何も変わらず、むしろ少し威圧感があるのは彼女のほうではないのか。



私だけですか?この展開について行けてないの。

朔は良いですね。何も考えてなさそうで。

響は少し困惑しつつも、カレーは美味しくいただいてるようです。

慧は?慧も泉の様子には、何か感じているはず。でも特に態度には出さずに、杏と呼ばれた女性に話しかけている。


自己紹介が始まり、それぞれ名乗る。さすがにね、家に押しかけてご飯まで出してもらって…


普通なら追い出されます。


そして彼女は、泉が呼んでいたように、杏(アン)と名乗った。


なぜ家に連れてきたのかと…
慧は彼女に聞く。その声は少し彼女を探るように…そして嘘はつかせない。そんな圧を感じる声だった。