【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


大きなテーブルの上には、ご飯やケーキにお菓子が置いてある


「俺と新でご飯作ったんだぜ」


響が飛び跳ねてこちらへくる。せやな。家でも響はよくご飯の手伝いしてくれるもんな

新は、おにぎりが足りないと言い、せっせと再びおにぎりを握り出す


「杏さん!これどうぞ」


拓也や、メンバーの子達が飲み物を持ってきてくれて、倉庫の真ん中に置いてある椅子へ誘導される


あれよあれよと言う間に、あたしの周りをみんなが囲む



そして泉が咳払いをして話し出す



「あーーえっと、改めて…烈火に入ってくれてありがとう。本当にみんなそう思ってる…っていうのを伝えたくて…」


困ったように笑い、あたしの前に来る



「ようするに、杏はもう、みんなの家族ってことだ」


いつものように頭にポンと手を置かれる



ほんま…



「何やねん、改めて…こんなん…嬉しいに決まってるやん。あたしの方こそありがとうって思ってるねんで?」


涙と鼻水が出てくる

これはもう、止まらんわ