「おい!杏!!」
少し強めに肩を叩かれて目が覚めた
……ここ何処?
「大丈夫か?」
心配しうにあたしの隣に膝をついてしゃがむ泉
あぁそうか
教室で寝ちゃってたのか。嫌な夢みたな
「ごめん、結構寝てた?」
「え?あぁ…20分くらいだと思う」
20分か…せっかく寝たのにあの夢のせいで寝た気がしない。むしろ余計疲れた
んーーーーと椅子にもたれて背伸びをする
すると頬に温かいものを感じた
「泣いてる…」
泉はそっとあたしの頬に触れた
そして気づいた。
自分の頬に涙がつたっていた事に
「欠伸したしかな」
びっくりした。また泉の前で泣くところやった
もう泣かへん決めたのに
危ない危ない。体操服の袖で目をこする
「泉が寝たし、あたしも寝てしまってたわ。まだ時間あるし一回家帰ろか」
誰もいない夕陽の差す教室
黄昏てしまいそうになるシチュエーション!!
ここに居たらアカン
「…わかった」
間をおいて、そう言い、泉は荷物を持って立ち上がる



