【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


響はいつも通りの泉をみて、ニコニコピョンピョンと泉に飛びついている。

ほんとうに…響は泉が大好きですね


でも泉は物凄く嫌そうな顔で私たちを見て、3人連れて出て行けと私に言う。

まぁ出て行ってもいいんですが…


泉はどうするんですかね…朔はフカフカそうなソファーに座っている。

彼女は見ず知らずの男が家に居るのに、あまり変わった様子もなく、ただただ疲れた様子で周りを見ている。



「泉は薬飲んでもっかい寝て。今日が一番しんどいし、しっかり睡眠とらな」



まるで母親のように泉に告げる


泉も響程はいかないが、なかなかの女嫌いなはずです。ましてや…知らない女性に、こんな説教まがいの言い方されたら…

怒るんじゃないでしょうか


でも

大きく期待は裏切られました




「杏、腹減った」



たったそれだけ。それだけなんですが
私たちを驚かせるには十分でした。


泉が…名前で呼ぶなんて…


もしかして2人とも知り合いだったとか?
いやそんな訳ない。
なんだろうか、この違和感は…