そんな俺の行動を見て杏は、普通にありがとうと言う。少しくらい恥ずかしがったり、焦ってくれたらいいのに

杏に怒られるかもしれないけど、関西の薔薇について少し調べた。
俺からしても憧れてしまいそうになるような、数々の伝説

突然解散した謎


ネットは一時期薔薇の話で持ちきりだったようだ


顔写真や名前などが載ってないところを見ると、未だに誰かが薔薇のメンバーの個人情報を管理していると言うことだ


そしてメンバーのうち、杏を含め女の子は3人いたと。他は男

男の中で戦ってきて一緒にいるから、慣れているのは分かる。ただ…
あまりにも無防備すぎる…


「あーーーかき氷食べたい」

「屋台は出てないぞ」

「賭け金に金使ってんと、かき氷の屋台くらいだせよなー」


あーあーあー暑いなーそう言って杏はシートの上でコロコロコロコロ回転している


回転した先で朔のことを蹴飛ばして、その反動でこちらへ転がり戻ってくる


「何すんだテメェ!腹に入った!!」

「ちょっとプニッとしたで?鍛え方足りひんのちゃう?」