【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


「で?なんであたしを酷い目に合わせたかったん?」

「それは!!!!あんたが…烈火にいるから」


やっぱり…



「え?付き纏ってるんちゃうで?正式にちゃんと烈火に入ったで?」


なんでアカンの?と驚く杏ちゃん。
違うんだよ…



「女の子が烈火に入ったのが信じられなかったんだよね?」


そうだね。俺たちやメンバーは認めてくれたし大事な仲間だと認識してるけど

他の人から見ると異例は異例だもんね


「でもね?君がそれをとやかく言える立場ではないよね?ましてやそれが理由で手を出すなんて…しちゃダメな事だ」


ほんとはね…
この子の気持ちもわからなくもない。

俺だって烈火に女の子なんてって思ってたから



でも、杏ちゃんはそんな事を全て忘れさせてしまうくらいの子なんだ




「烈火は…」



泉が口を開く




「烈火は何も変わらない。お前達が憧れてくれたり、好きだと言ってくれる烈火は…



何も変わらないから」


安心しろ





その言葉だけで…俺たちはやっていける