【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


それにしても、カメラもついてるし、私たちの姿は見えていたはず。
私はともかく、朔や響、慧は見た目はどヤンキーです。それにも動じずに、まさか言い返されるとは…

目当てと手当てを上手に掛けて……
いや、それは置いておいて…



「とりあえず、俺わかんないけど薬買いに行ってくるよ!」


響は泉がもしかしたら…と言って近くの薬屋へ向かうという。

たしかに…彼女から悪意は感じられませんでしたし


「もしかして、ただの良い人?」

「バーカ!良い人、じゃなくて、良いメスゴリラだよ!!初対面のやつをパシリに使うわ、怒鳴りつけるわ……良い飼育うけてねーぞ」


初対面の人を怒鳴りつけるのは、朔も同じじゃないですか…

とりあえず薬を買ってマンションに戻る。


インターホンを鳴らす。
無視されるか色々考えていたが、第一声に「しつこい」と言われた。

まぁ…確かに…



「さっきはごめんね。解熱剤買ってきたんだけど俺だけでも良いから泉の様子見させてくれない?」


優しい慧が出てきました。
しっかり謝って話を聞いてもらおうと慧は言ったので任せてみましょう。