「ちょっとビビらせてって言っただけなの。なのにあいつら…女の子に手を出して…」
……ありえない
保健室の左を指差したから、探しに行く
この子たちは後で詳しく話を聞こう。
手を出したって何さ…
杏ちゃんは…女の子だもんな
いくら強いからって、女の子には変わりないんだ。どうして俺は大丈夫だろうなんて思ってしまっていたんだろうか
最低だ
保健室を出ると空き教室からものすごい音が聞こえる。
何かが割れるような音
「やめて!」
杏ちゃんの声!!!
空き教室のドアを手にかけるが鍵がかかっている
「杏ちゃん!!杏ちゃん!!俺だよ!大丈夫?」
ビクともしないドア。
ガラスもないから割ることもできない
「慧!?ちょ、きたらあかん」
え?ダメなの?
そんな事はどうでもいい。どうにか此処を開けなければ
スピーカーにしていて、状況を聞いてくれていた泉と朔が空き教室に来てくれた
「ここに居る!!」
「ドケ」
隣の部屋から椅子を持ってきて泉が鍵を壊す
よし…
「杏ちゃん!!」



