杏ちゃんの携帯にかけてみるが、繋がらない
体育館へ向かおうと思ったら女の子の悲鳴が聞こえた
……保健室の方か?
保健室の窓から中を覗こうとしたら、悲鳴をあげたであろう女の子が目の前に
「何があった?」
「あ、あの…女の子が男の人に無理矢理連れていかれて…」
震えながら女の子は保健室の中を指差す
「金髪の女の子見なかった?」
俺の問いに涙目で頷く女の子
…杏ちゃんか
無理矢理連れていかれたって、やばいじゃん
女の子を放っておくのは申し訳ないが、探さなきゃ
窓から保健室に入ると、そこには違う女の子が2人いた
その子たちも何か怯えているような…
「ねぇ、杏ちゃんはどこ?みなかった?」
泉と電話を繋いでおこう。スピーカーにして通話をつなぐ
「あたし達…そこまでするつもり無かったのに」
口を手で覆い、震える女の子
そこまでするつもりって、何だよ
「おい、いいからどこ行ったか教えろ」
杏ちゃんに何かあったらタダでは済まさない。ちょっと流石の俺も女の子相手でも怒っちゃうよ



