さっきの場所に戻るとまだ女の子がいた
「ねぇねぇ。さっき言ってた話って、うちのメンバーの子の話だよね?」
逃げ道を塞ぎ女の子に尋ねる
俺に気付き、少し動揺したものの、パッと切り替える
「慧くん!!こんな所で何してるんですか?他の女の子達に見つかると騒がれちゃいますよ?」
……
「演技はいいよ。さっき話してたの聞いてたんだ。杏ちゃんに何した?」
くそ…俺があの場を離れなければ。でも杏ちゃんが女の子に負けるか?
「……あたし達は知りませんよ?勘違いではないですか?」
あぁこの笑顔は嘘の笑顔。俺がよくする笑顔だ
この女の子達からは何も聞き出せない。探しに行こう
泉達の場所からここまで、そんなに離れていない。杏ちゃんはまだこの辺に詳しくないから、校内で動ける場所は限られてるはず
「どこだろ…」
後をすぐ追ったなら、近いのは体育館か保健室あたりか?外にはもういない
ゾロゾロと昼を終えた生徒たちや、次の自由演技を見ようと、外から人が入ってくる
早くしなきゃ



