普段なら笑って手を振れるけど、今はそんな気分でも無い
モヤモヤする
最近杏ちゃんのことを考えているからだ。
好きでは無い…と思う
そう思いたい
だって…泉が杏ちゃんを好きなんだから…
俺はいつか泉が、大好きな子を連れてきてくれるって言うのが夢だった。
泉を支えてくれる人がいればなって…
だから杏ちゃんは、支えるにしては、強すぎるくらいだが、今の泉には欠かせない人物だ
だから好きになりたくないって言うのが本音
自分を変えてくれるって、杏ちゃんに期待するのは甘えすぎだよな
ザクザクと砂利道を進む
あてもなくフラフラしてしまったな。
こんな情けない顔じゃダメだから、風に当たろう。それから皆んなの所へ戻ろう。
お昼休憩は、やたらと長いから、まだまだ時間はある
トイレでも行こうかと校舎に入ろうとした時、声が聞こえた
「あの女が1人になったらしいわよ」
「ちやほやされて調子乗ってるからムカつく」
「烈火にあんな女必要ないのよ」
最後の言葉で確信した



