「どうしたん?嫌いなもん入ってた?」
俺の様子がおかしいかったのか、杏ちゃんが心配そうに隣に来る。
あたし寝起きで分量間違えた?そう言って
考え込んでしまってた
「んーん?ごめんね。久しぶりに走ったから疲れたのかな?」
「そんなんじゃ喧嘩できひんやろ!何?なんかあった?」
……優しいんだね
でも俺が杏ちゃんに、悲しい顔してる時に、そう聞いても…何でかは答えてはくれないよね
「おい、慧?拓也を探してきてほしい」
さすが泉。ごめんね気を遣わせて
泉には何でもお見通し。俺のおかしな様子に気づいて助け舟をだしてくれた。
少しみんなから離れる
きゃー!!!
フェンスで仕切られているが、少しグラウンドから離れると女の子たちの姿が見える
何が好きでこんなところ来てるんだか…
「けーーーいーーーくーーーーーん」
ははは
俺らは善人では無い
良いことをしている人でも無いし、アイドルでもない
どうしてこんなに、きゃーきゃー言われるのか
この中から俺を見つけ出してくれる子なんて居ないのに



