【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


「慧!あのバカ女止めろよ!!!」

「ま、巻き込むなよ」

「うひゃーーーよう見てよ!このバッタ、むっとした時の泉の顔にそっくりやで」


ケタケタと笑い、走り回る杏ちゃん。なんて事を言うんだよ!!!

そう思ったが遅かった


「おい、大人しくしてろ」


泉のげんこつが頭に落ちてきた。俺は何もしてないのに!朔と共にげんこつをされて、杏ちゃんは泉のげんこつを避けていた

なんとも、まぁ勇ましいこと


「杏?昼終わったら自由演技だろ?それまで体力残しとけよ」

「はーーーい!わかったよ」


素直に杏ちゃんは頷き泉の隣に座る


えらく素直に聞いたな。と思っていたら、泉の顔の前で手を開く


バッタが泉の顔に飛びつく






ほんと、俺らがとばっちり喰らうから、2人でやってよ!


少し驚きビクッとした泉を、指差して杏ちゃんは笑う。周りの烈火メンバーは、ただただ顔が青ざめていく


「バッタきらい?」

上目遣いで泉を覗き込む杏ちゃん

泉はため息をついて、杏ちゃんの頭に、ポンと優しく手を乗せる


あーやだやだ

痒くなるよ、2人を見てると