まさかすぎて、全員固まりましたね。
朔なんて口が開いてます。
「あれ?泉熱あるの?」
慧は優しく聞き返した。でもなんだか、目は笑っていません。
まだこの女性が何者で…なぜ泉がこのマンションに居るのかわからないですから。
黒蛇と繋がりのある女かもしれませんし…
インターホン越しに泉の状況をする女性に慧は聞いた
「お姉さんさ、泉目当て?」
それはとても冷たい声。
私たちに恩を売って、烈火に取り入ろうとする人は大勢います。
いいタイミングで泉を見つけたのかもしれないし、敵かもしれないし…
でも女性は言った
" はぁーーーー?! "
それはもう、とても不服そうな声で…
" あたしがしてんのは、目当てじゃなくて、手当てや!!! "
語尾にボケ!!と付いてそうな勢いで怒鳴り、ブチっという音で、彼女の声は聞こえなくなってしまった。
……
「…やっぱこの女、ゴリラだぞ」
「…俺、女の子に怒鳴られたの…初めてかも」



