【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


彼女の家まで学校からだと歩いて15分くらい。まっすぐ家に帰るのだろうか


朝は泉さんと車で来たようだ


家の方向とは違い街の方へ歩いていく


何もないといいけど…


道の途中で杏さんは急に方向を変えて住宅街へ走っていった。
やばい、尾行気づかれたか?同じ方向に走ってついていくと


杏ちゃんは、おばあちゃんと手を繋いで歩いていた


ん?どういう状況?


「ばあちゃん!こんな重たいもの持つなら、タクシー乗らな!腰もっと曲がってまうで!」


そう言いおばあちゃんの荷物を持って歩いているようだった

優しい… 腰曲がるで!とおばあちゃんの腰を軽く叩いていたが…おばあちゃんは笑顔だった


なーんだ。それで急に走ったんだね


家に送り届けたのか荷物を持たない杏さんは、またトコトコと歩き出す


また少し距離を保ちついていく

泉さんは急用と言って帰ったと言ったが、急いでいる様子は…ないな


鼻歌でも歌ってるのか?ってほどルンルンと歩いているように見える


楽しそうで何よりです…