【全巻完結】愛は惜しみなく与う①



そして意外な形で決着が……


俺の感想



とんでもない子だ



ありえない。その言葉も正しいかもしれない。あり得ない手を使って、あり得ない形で勝ってしまったから


泉さんは子供のように拗ねている


可愛い…じゃなくて!!!


たくさん泉さんの表情を引き出すその女の子は、誰もが認める形で、その日烈火に入った。



杏さんは、明るくて太陽のような人

ちょっと暑すぎるくらいの太陽だ



「拓也!!」



そう叫んでいきなり後ろから足を引っ掛けられたりする。これくらい避けなアカン!そう言って笑って走り去る


……なんて人だ

転んだ俺を優しく慧さんが立ち上がらせてくれる。


「俺も10回くらいされて、最近避けれるようになったよ」


慧さんは苦笑いをしていた


幹部にもそんなことをやってのける杏さんは怖いもの知らずだと思う


そんな杏さんを俺は



今尾行している



泉さんの頼みで、ね
突然学校を飛び出したという。杏さんは勘が鋭いから、想像以上に距離を保って尾行しろと言われた