【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


「あ?何黙りこくってんだよ!ナメてんじゃねーぞ!」


ほんとに…血の気の多いやつは苦手です。

よく見るとライトがついてるから、きっと応答してくれているはずです。

ほんとに…
敵かどうかは分かりませんが、あまりにも失礼すぎる。

朔を押しどけて声をかけてみる


丁寧に名乗って話してみると、返事が返ってきた。


" えっと…泉なら家に居るけど "


可愛らしい女性の声でした。でもイントネーションが少し違う。


本当にあの目撃情報は正しかったのでしょうか?女の子が男を担いでるという…


鍵を開けてもらおうとしたら、ブチっと音がした。


「え?まさか切られた?」

慧はおーいと言うが、返答はなし。
……居るって教えてくれたのに、ここで切りますか?

んーー


「くっそ!ナメてやがる!女の声だー?泉を担いで行ったんだろ!ゴリラみたいな女に決まってらぁ!!容赦しねーぞ」

「えーーー!声は可愛かったじゃん」

「お、女…やっぱ女かよ。泉があぶねーよ!やられちゃうよ」


三者三様のリアクションありがとうございます。