【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

早い目に学校を切り上げて4人で神田橋に行く。
GPSは動いていないから、そこで寝ているはずなんですが…


予想を裏切ってきました。


「え?これ泉の鞄じゃん!」


響がすぐに鞄を拾う。中には携帯も財布も入っている。なのに当の本人は一体何処へ?

GPSの意味ないし、携帯の意味もない。


「新!近くで遊んでた子供に聞いたら、寝てる金髪の人に何人か男が近づいて、その後に、金髪の人はフラフラ街の方に行ったっていってるよ」


慧は小走りでこちらへ来る。
寝てるのは確実に泉でしょうね。何人か近づいてきたのが、最悪なケースは黒蛇ってことですかね。


「きっと泉のことだ。ここでやったら子供もいるしって、移動したんだろ」


そんなの関係ねぇよと朔は芝生を蹴る。

まぁそこが泉の良いところなんですが…


居場所がわからないですね。


「緊急です。泉が神田橋から街の方へ行ったみたいなんですが、各自外にいるものは探してください。見つけたらわたしに連絡を」


ほんと、お騒がせな総長ですね