【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

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今日は朝から泉が学校に来ませんでした。
いつもの事なんですが、黒蛇(コクダ)の奴らがウロウロしていたので知らせたかったんですが。

電話にも出ませんし。


「新〜?泉と連絡まだ取れないの?」

「そうですね。また何処かで寝てると思うんですが…」


私たちは烈火というチームです。
今探している泉がリーダーであり総長なんですが、なんとも日頃は自由気ままに行動するので、時々困ります。


「朔、泉のGPS見てくれませんか?」


何処にいるか分からないと困るので泉の携帯にはGPSをつけている。
朔は自分の携帯をポチポチ押して言った


「神田橋の河原に居るぞ」


はぁ…
本当にため息です。
神田橋付近は黒蛇の連中が居るから行かないでくださいとLINEしたのに…

その場所にいるんだから…


「えー?泉、神田橋にいるの?タイミング悪いよね」


慧も同じように苦笑い。


「なぁ、新!泉の様子見に行こうよ!絶対何か巻き込まれてるよ」


響の言う通りかもしれませんね。
泉が黒蛇にやられるとは思いませんが、なんせ黒蛇は卑怯な集団なので…

いってみますか