【全巻完結】愛は惜しみなく与う①


「泉は、病人やし、足もあんなんやし、デコは割れてるし……怖いも何も、なんもできひんやろ。

でもあんたら元気やろ!」


「えーーーもう暗いし。こんなに部屋広いんだからいいじゃん。雑魚寝するから」


お願いっと慧に言われて揺れる
か、顔がイケメンなのを利用してるな?!


「俺様このカーペットの上ーー!」


朔はお気に入りのカーペットの上で寝転ぶ。その隣に響も。
新は、なんだかすみませんって言いつつも、泉と向かいに置いてあるソファーに寝転ぶ


いや
あのね?ここあたしの家…


「ね!俺たち静かにするし泉も心配だから!」


はぁ。慧にお願いっと言われてもう諦めた



「汚さないでね。うるさくしないでね。勝手に家の物に触らないでね」



もういいよ。
1人いようが5人いようが一緒か

泉はフラフラと立ち上がり冷蔵庫から勝手にお茶を入れている。


……はぁ
もうどーにでもなれ


風呂に行こうと立ち上がった時、立ちくらみか?それとも今日の疲れが体に来たのか


わからないが視界が白くぼやけて身体がふらつく



「危ない」


慧の大きな声がし、
あたしの身体は何かに支えられた