「何回もええってゆうてる!しつこいな」
「しつこくて結構。もう、薔薇のメンバーも薄々気づいてる。杏が何をしようとしているか」
「で?それで何?スコーピオンにもあたし達は勝てへんかった。東堂財閥になんて勝てるわけない」
「そうだとしても、杏が犠牲になる事ないって言ってんだよ」
お前バカなのか?そう言いたげな表情にイラっとくる。執事モードに戻れ、はよ
「逆にあたし1人の犠牲でどうにかなるならええやんか!」
「相手の立場になって考えろよ!!」
「……怒鳴らんといてよ」
「……考え直せ。このまま西を出ていいから。お願いだから…杏は杏のままでいてくれよ」
やめてよ。あたしが揺らぐ事言わんといて
ここであたしが逃げたら…
東堂財閥はどうなんの。母上は?きっと一年も経たず崩れてゆく
何千わ何万と言う社員が、組のみんなが…
「あたしには!そんなこと出来ひん。家のことを鈴に任せっきりにしてたんが悪いねん。今からでも遅くないから。一応ここはあたしのホームやねん。志木だって……あたしが守らなあかん社員やねん」



