「もう部屋を出ましたよ?大丈夫ですか?」
「ごめん。ぼーっとしてた」
よかった。母上の前でこうならなくて
なぁ志木?あたし上手に鈴の真似できてたかな?
食事まで時間があるから、部屋で志木と話しておくというようになっていたらしい。
母上は弱々しさがなくなり、生き生きとしていた。
部屋につきふかふかのベッドへダイブする
「あーーーしんど!話し方しんど!!ひらひらの服もしんど!全部しんど!!!!」
溜まっていたものを吐き散らかす
やってられへんな
早くに東堂財閥の令嬢の名を捨てて、峰岸を名乗って自由にしていたあたしは、お嬢様の作法もなにもかも、身についてはいない。
昔はあたしも母上に褒めて欲しくて一生懸命していたが、無駄だとわかった
あの人の目には鈴しか写っていなかったから
「杏様、パンツみえますよ!」
これは女の子として、気にしなさいと志木に怒られる。
その時、泉もパンツ見えるとかで怒っていたのを思い出して笑ってしまった
あんなパンツ作戦で勝ってしまうなんてな



