廃虚についてまずおかしな事が。
総長はいないし、幹部メンバーもチラホラいない。そして帝王は誰1人いなかった。
これはどう言う事だ?
響からの電話もガサガサという音だけでなにも聞こえない
朔に任せて少しうるさい場所から離れる
新もおかしな空気を感じ取りこちらへ来る。
まぁ朔と慧に、他の奴らもいたら、ここは大丈夫だろうけど…
こっちが囮か?
「泉、ちょっとあそこ!!」
そう新が指を指す。その方を見ると、廃虚の中で1つだけ明かりがついている
何かあるぞ
電気も水も来てないような場所なのに、なんであそこに明かりが?
廃虚の中を歩く。薄暗く足元の悪い場所だが、何か人がいた気配がする
もしかして…
その明かりのついた部屋にたどり着き、その部屋の中をみて心臓が止まりかけた
「なんなんですか、これは」
その薄暗い部屋は、ほんのり明かりをともしていて不気味であったが、さらに不気味さを増す物が
「全部杏じゃねーか」
壁に貼ってある杏の写真を引き剥がす。
そこには何十枚もの杏の写真が、壁一面に貼られていた



