【全巻完結】愛は惜しみなく与う①



「手際いいね」


そう言ってキッチンに入って来たのは慧だった。


「まぁね。慣れてるねん」


薬を溶かし終えて少し緩くして泉の元へ持っていく。
4人とも何故か大人しく泉の周りで座ってる。

変なの


泉のほっぺをペチペチと叩く


「なぁ、一旦薬飲んでくれへん?」

「お前も叩いてんじゃん!」


うるさいツッコミは無視をして…
なおペチペチと叩き続けると、泉の目が開いた


「起きた?薬買って来たしこれ飲んで?熱マシになると思うし」


そうコップを差し出すと「ん…」と小さくいい少し身体を起こした。
そしてコップを受け取るときに、あたしから視線が外れる


ぐるーっと周りをみて一言




「は?うっさ。なんでお前らいるんだ」




ひくーーーい怖い声で

うっさ。って…大人しくしとったよ?
最初はうるさかったけど、ここに来て4人とも静かにしてたで?

あまりの扱いに苦笑い



「泉!無事だったんだな」


響はピョンと泉に抱きつく。え、かわいい
朔と慧もよかったーと言っている。


「新。こいつら連れて出て行けや」


泉はインテリ君を、新と呼びキャッキャする3人を嫌そうな目で見る


「まぁまぁ。心配したんですよ。探すのに苦労したんです。これくらい許してください」