【全巻完結】愛は惜しみなく与う①



「「「「泉!!!!」」」」


打ち合わせしてたん?ってくらい4人の声が揃って、泉の眉間にシワが寄る

少し小柄な男は泉の肩をゆすり起こそうとする

慧と名乗った男は無事でよかったーと

インテリっぽい男は泉の姿を見て溜息

朔と呼ばれてたうるさい男は泉の腹あたりを軽く蹴っている



え?こいつら何しに来たんやっけ?



「ちょっと、せっかく寝たんやし起こさんといたってよ」



うなされてて、ようやく寝たのに。
あたしの言葉を聞いても、未だに肩をゆするのを辞めない男の手首を掴む



「血、いっぱいでててん。揺らしたらあかん」



その瞬間パッと手を振り払われた。
その時見せた表情は、何かに怯えるような、そんな顔

え、あたしなんかした?


「そうだぞ!響、泉起こしたらダメだぞ」


慧はそっとあたし達の間に入りそう言った。

まぁ分かってくれたならええんやで。
寝かせるまで大変やったし運ぶのも大変やったし…なんせ大変やった。


響と呼ばれた男はプイッとそっぽを向いた

子供みたい


慧から薬を受け取って
効き目が早く出るようにに水に溶かす